■ | 天然記念物「鎌掛谷ほんしゃくなげ群落」 |
鎌掛谷の南側のアカマツ林の間に生育しています。 昭和6年(1931)に国の天然記念物に指定されました。 このシャクナゲはすべてホンシャクナゲという種類のもので、7弁7裂・14雄しべを持つ美しい淡紅色(たんこうしょく)の花を咲かせます。 口の割谷から女木谷にかけて特に多く自生しており、斜面約4万平方メートルに約2万本の純木をなしています。 本来が高山植物であり、鈴鹿山系でも標高800mから1000m付近の高所に見られるのが普通ですが、ここでは、標高350m前後の低地に、しかも群生するので非常に珍しいといわれています。(写真は、鎌掛谷ほんしゃくなげ群落… 2013.4.28) |