■ | 宗鏡寺(通称、沢庵寺) |
但馬の小京都といわれる出石にある沢庵和尚ゆかりの宗鏡寺で紅葉が見頃を迎えました。 本堂周辺は、モミジの赤や黄、コケの緑色と、鮮やかなグラデーションで包まれています。 11月に入って色づき始め、この数日の寒さで一気に紅葉が進んだという。 山門そばのドウダンツツジは、燃えるような赤色に染まり、舞い落ちたモミジの葉を拾い集め、縁側に腰をかけてじっくり眺めたりし、深まっていく秋を満喫しました。 (写真は、沢庵和尚作庭「鶴亀の庭」… 2013.11.15) |
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● | 宗鏡寺(沢庵寺)のHPは、http://sukyoji.com/ |
■ | 宗鏡寺の由緒 |
宗鏡寺(すきょうじ)は、通称沢庵寺と呼ばれる臨済宗大徳寺派の古刹である。 もとは東福寺派に属し、戦国大名山名氏の帰依を受け山陰唯一の伽藍を誇っていたが、羽柴秀吉の但馬攻めにより山名家が滅亡し、寺もまた荒廃した。 これを再興したのが、この地に生まれた沢庵宗彭(そうほう)である。 |
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■ | 沢庵和尚(たくあんおしょう) |
沢庵禅師といえば、徳川家光をはじめ多くの大名の帰依を受け、柳生宗矩に剣術の心得を教えた人物としても知られ、今日食膳におなじみの「沢庵漬」は、禅師の工夫によるものとも言われている。 禅師は晩年、家光により建立された江戸の東海寺に住するが、生涯を通じて最も親しんだのが、故郷にある宗鏡寺である。 |