■ | 土塀に沿う萩の花が風に揺れて 「白毫寺」 |
今日はお彼岸の中日、お墓参りをして先祖の霊を供養する。 (写真は、白毫寺「参道」… 2005.9.23) |
■ | 白毫寺(びゃくごうじ) |
春日山の南に連なる高円山のふもとにある白毫寺は雲亀元年(715)天智天皇の皇子親王志貴皇子の没後、その山荘跡を寺としたのに始まると伝えられ、鎌倉時代に西大寺の叡尊により再興されました。 弟子の道照が中国から「宋版一切経」の摺本を持ち帰ってからは一切経寺とも呼ばれて栄えました。 室町時代に入って、兵火のために堂宇はすべて焼失してしまいましたが、現存する仏像は、その火から難をのがれたものです。 江戸時代の寛永年間に、興福寺の学僧空慶上人によ り復興され、現在は本堂と御影堂などが残っています。 |
■ | 五色椿 |
本堂の前庭に樹齢400年の「七福椿(五色椿)」が植えられています。 この椿の木は寛永年間(1624〜44年)に興福寺の塔頭である喜多院から移植したものといわれている。 花は大輪の八重で、赤、白、桃色、斑入りと色とりどりの花が咲き「七福神」と言う縁起の良い別名も持ちます。 東大寺の「糊こぼし」、伝高寺の「散椿」とともに、奈良の三名椿の一つで県の天然記念物に指定されています。(2010年3月22日撮影) |
第十七番・般若寺 | 第十九番・長岳寺 |