海陸安全や病気平癒を祈願「栄福寺」
瀬戸内海沿岸のこの近海では、海難事故が絶えなかった。 栄福寺は、弘法大師が海神供養を修したことから、海陸安全、福寿増長の祈願寺として往古から信仰されている。 嵯峨天皇(在位809〜23)の勅願により、大師がこの地を巡教したのは弘仁年間であった。 内海の風波、海難の事故の平易を祈って、府頭山の山頂で護摩供を修法された。 その満願の日、風波はおさまり、海上には阿弥陀如来の影向が漂った。 この阿弥陀如来の尊像を府頭山頂まで引き揚げて堂宇を建て、本尊として安置したのが創建といわれ、勅願寺とされた。 (写真は、栄福寺「本堂」… 2013.10.13)
県道155号線を左折。蒼社川を越えて右折後、約1km先を左折、
直進すると左手にみえます。