■ | 伊達政宗の菩提樹 「瑞巌寺」 |
天長5年(828年)、慈覚大師円仁によって開創された奥州随一の禅寺で、伊達政宗公の菩提寺。 正式には臨済宗妙心寺派・松島青龍山瑞巌円福禅寺。 現在の建物は、慶長14年(1609年)、 政宗公が桃山様式の粋をつくし、5年の歳月をかけて完成させたものです。 特に唐戸や欄間、あるいは襖や床の間の豪華な絵画は日本の自然美を代表する人工美の極致とされています。 政宗公が心血を注いだ荘厳な大伽藍といえます。 「拝観大人:700円」 (写真は、瑞巌寺「庫裡」… 2007.7.9) |
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● | 瑞巌寺のHPは、http://www.zuiganji.or.jp/ |
■ | 本堂 |
南東に面し、正面39m、奥行き25.2m。 入母屋造・平屋・本瓦葺。慶長14年(1609)完成。 内部は禅宗方丈様式に武家邸宅の書院を加えた10室間取で、東・南・西三方に上縁・下縁を巡らす。 南西端に御成玄関が付属している。 |
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■ | 庫裡 |
庫裏とも書く。 禅宗寺院の台所である。正面13.78m、奥行き23.64m。 大屋根の上にさらに煙出しをのせる。他にない巨大さで、本来実用本位の建物に唐草や花肘木の彫刻が施されたことに、政宗公の美意識をうかがえる。 | |
■ | 円通院 |
円通院は瑞巌寺に隣接した臨済宗妙心寺派の寺院で、伊達政宗公嫡孫「光宗公」の菩提寺です。 二代藩主忠宗の次男・光宗の霊廟。 庭の奥には三慧殿という御霊屋(重要文化財)が立ち、内部に安置された家形厨子]には、馬上に束帯姿の光宗像が納められている。 「拝観大人:300円」 |