■ | 四天王寺 |
四天王寺は、推古天皇元年(593)に建立されました。 今から1400年以上も前のことです。 「日本書紀」の伝えるところでは、物部守屋と蘇我馬子の合戦の折り、崇仏派の蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために、 自ら四天王像を彫り「もし、この戦いに勝たせていただけるなら、四天王を安置する寺院を建立しましょう」と誓願され、勝利の後その誓いを果すために、建立されました。 |
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● | 四天王寺のHPは、http://www.shitennoji.or.jp/ |
■ | 中央伽藍 |
伽藍配置は 「四天王寺式伽藍配置」 といわれ、南から北へ向かって中門、五重塔、金堂、講堂を一直線に並べ、それを回廊が囲む形式で、日本では最も古い建築様式の一つです。 その源流は中国や朝鮮半島に見られ、6〜7世紀の大陸の様式を今日に伝える貴重な存在とされています。 |
■ | 本坊庭園と湯屋方丈 |
庭園内には、「和松庵(わしょうあん)」 「払塵亭(ふつじんてい)」 「臨池亭(りんちてい)」 「青竜亭(三角亭)」の各茶室、明治36年に行われた内国勧業博覧会のときに建てられたものを、譲り受けて移築した洋風の「八角亭」などの建物があります。 湯屋方丈は、創建年代は未詳ですが、現在の建物は、1617年徳川秀忠の建立で、食堂の東北にあったのを明治時代に移築したものです。 今は客殿として、また授戒の道場として使用していますが、昔は、生身供のお膳を調進した所といわれています。 |