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掛川城天守閣と二の丸御殿
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室町時代、駿河の守護大名今川氏が遠江進出を狙い、家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのが掛川城のはじまりです。 戦国時代には、山内一豊が城主として10年間在城。働き盛りの一豊は大規模な城郭修築を行い、天守閣、大手門を建設すると共に、城下町の整備や大井川の治水工事などに力を注ぎました。 掛川は、一豊の人生にとって大きな意味をもつ土地であり、高知城は掛川城を模して作られたとも伝えられています。 現在の掛川城は、平成6年4月に「東海の名城」と呼ばれた美しさそのままに、日本初の「本格木造天守閣」として復元されたものです。(写真は、掛川城「天守閣」… 2010.9.23) | |
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霧噴き井戸
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西から徳川家康、東から武田信玄に攻められた駿河の今川氏真は、重臣朝比奈泰朝の掛川城へ逃げ込みます。 この城を落とそうと家康が攻撃を仕掛けた際、井戸から立ちこめた霧が城をすっぽりと覆い隠し、徳川軍は攻撃できなくなったといいます。 以来、掛川城は「雲霧城」とも呼ばれるようになりました。 この霧吹井戸は、天守台の脇に現存しています。 |
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二の丸御殿
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城主の公邸、藩の役所、公式式典の場などとして使用されました。 現存する御殿は、江戸時代後期に再建された建物で、全国で数ヶ所にしか残っていない大変貴重なもの。 昭和55年、国指定の重要文化財に指定されています。 |