岐阜県白川村萩町の白川郷に残る合掌造りの民家です。 合掌造りとは、日本有数の豪雪地帯であるこの地方独特の建築様式で、屋根がまるで拝むように合掌していることから付いた名称です。 屋根の勾配が45〜60度と非常に急なのは、積雪が多く雪質が重いという気象条件を考慮してのこと。 また、屋根が東西に向いているのは、日照によって茅材を乾燥させ腐らせないようにするための工夫といわれています。 茅葺きの大きな屋根の下は多層構造になっており、1階を居住空間、2階以上を作業空間として利用していました。 (写真は、白川郷北端の荻町城址展望台から合掌造り集落を望む … 2010.10.23)