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養老の滝と菊水泉
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養老の滝は、高さ約30m、幅約4mの滝で、巨岩老樹に囲まれた公園の奥深くにあります。 その見事な景観は、孝子伝説を秘めて、名瀑の名に恥じません。 孝子伝説とは、親孝行な樵・源丞内が山中で見つけた山吹色の水が、実は老父の大好きなお酒で、これを飲んだ老父はすっかり若返ったというもの。 この不思議な水の出来事は、やがて都にも伝わり、奈良の都の元正天皇は、早速この地に行幸になりました。 ご自身も飲浴され、「肌は滑らかになり、痛むところは治り、めでたい出来事です。 これは老いを養う若返りの水です」と、年号を養老と改められ、80歳以上の老人に位一階を授け、孝子節婦を表彰し、この地方の人々の税を免除したといいます。 (写真は、養老の滝… 2010.12.5) |