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大和の国 、吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は古くは金峯山と称し、古代より世に広く知られた聖域でした。 この金峯山に役行者神変大菩薩が白鳳年間(7世紀後半)に修行に入り、修験道独特の本尊・金剛蔵王大権現を感得されます。 この姿を桜に刻んで、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祭祀されます。 これが金峯山寺の開創と伝えられています。 (写真は、金峯山寺・本堂「蔵王堂」… 2010.12.4) |
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● | 金峯山寺のHPは、http://www.kinpusen.or.jp/ |
■ | 蔵王権現6年振りの長期ご開帳 |
国内最大級の秘仏とされる吉野山「金峯山寺」の金剛蔵王権現立像が、平城遷都 1300年を記念し1日から6年振りに長期開帳されることになり、31日、法要が営まれた。 開帳は12月9日までの100日間。 金峯山寺は修験道の開祖、役行者(7〜8世紀)が開き、蔵王権現立像が安置されている蔵王堂(国宝)は、東大寺大仏殿に次ぐ木造建造物として知られる。 役行者が感得したという蔵王権現は修験道独自の像で、金峯山寺の立像は3体から成り、最大7.3m。 いずれも悪魔を払う怒りに満ちた形相をし、背後の赤い炎と青黒い体が印象的です。 |