■ | 高賀神社「神水庵」 |
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■ | 高賀神社 |
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■ | さるとらへびの伝説 |
ずっと大昔、都の御殿にかわいらしい男の子がいた。よく晴れた初夏のある日、男の子が元気よく遊んでいると、にわかに天気が急変、黒い雲のかたまりがあらわれ、あっという間に男の子をさらっていってしまいました。御殿は大騒ぎ。さっそく多くの武士たちが黒い雲の飛び去った東北の方角を追うことになった。武士の一行は黒い雲を追って高賀山へ。見ると夏にもかかわらずどの家もみんな戸を閉めて人影も見られない。聞くと、高賀の山には何とも得体の知れない魔物がいて、時折村にやってきては田畑を荒らすのだという。魔物の恐ろしさを知った武士たちは都へ使いを走らせて助けを呼んだ。帝の名を受けた藤原高光は、高賀へやってくると、麓に宮をたて、必勝を祈ると険しい山頂への道をたどりはじめました。そんなある日、高光は不思議な夢を見た。水の上か草原かわからないが、たくさんのひょうたんが揺れていて、どこからか「動かぬものを撃て」という声を聞いたのだ。高光は高賀の山続きの瓢ヶ岳をめざした。途中、ウナギの助けを借りて、頂上へあがった高光は、夢の通り、沼にたくさんのひょうたんが揺れているのを見た。その中に確かに一つだけじっと動かぬひょうたんがある。高光は素早く弓をとり、それをめがけて鋭く矢を放った。当たった瞬間、すごい叫びがあがったかと思うと、強い風が吹き、雷が鳴り出した。続いて第二、第三の矢が。高光は魔物がひるんだ好きを見て背中に飛び乗り、これを見事にしとめた。沼から引き上げてみると、頭はサル、身体はトラ、尻尾はヘビの形をした身の丈3メ−トルはあろうかという恐ろしい妖魔であった。 |