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中将姫ゆかりのボタンの寺 「石光寺」 |
12月22日、この冬一番の寒波が訪れ自宅は積雪10cm。 翌日23日は好天に恵まれ、雪と寒牡丹が見頃とのことで、関西花の寺二十番札所「石光寺」を訪れる。 大和路の二上山の麓ある境内には菰に覆われた寒牡丹が咲き、雪も少し残っており写真を撮る人で賑わっていた。 また境内には多くの牡丹が栽培され、春(4月下旬から5月上旬)見頃です。 「初春や当麻の寺に文かけば 奈良の都に住むここちする」 与謝野晶子の歌碑が立っています。 (写真は、石光寺の寒牡丹、2005.12.23) 「拝観料大人:400円」 |
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石光寺 (染寺) 縁起 |
630年頃に、この地に光を放つ三大石があり、掘ると弥勒三尊の石碑が現れた。勅願により堂宇を建立し「石光寺」の名を賜り役の小角が閉山となり弥勅如来を本尊としてまつったのがはじまり。750年ごろに蓮糸曼荼羅を織った中将姫が、この寺の井戸で蓮糸を洗い五色に染め、桜の木にかけて乾かしたというので、この桜を「糸かけ桜」、井戸を「染の井」、またこの寺を「染寺」ともいい、二上山頂まで「しめ」という。南門前には建設当時(白鳳期)の無類の形式を持つ塔芯礎が足遺っている。 |
第十九番・長岳寺 | 第二十一番・當麻寺西南院 |