爪彫り薬師のご利益「大日寺」
縁起によると、聖武天皇(在位724〜749)の勅願により、行基菩薩が大日如来の尊像を彫造し、堂宇に安置して開創されたと伝えられる。 その後、寺は荒廃したが弘法大師が四国を巡教された弘仁6年(815)、末世の人々の安泰を祈り、大師は楠の大木に爪で薬師如来を刻んだと伝えられ、その霊木は本堂から少し離れた奥の院に現在安置されている。 楠の木は明治初年に倒れた 爪彫り薬師と呼ばれる由来であり、特に首から上の病に霊験ありといわれ信仰されている。 また、その堂の左側の岩窟より涌き出る清水は大師加持水として知られている。 本尊は「大日堂」と改称した本堂に安置していたので救われ、明治17年に再興されて現在にいたっている。(写真は、大日寺「本堂」… 2012.12.22)
後免町交差点を左折し県道364号線を野市町方面へ向います。
龍河洞方面へ向う表示に従い交差点を左折。バス停大日寺前を右折し
山道を登ると正面にあります。