■ | ご本尊を祀る四国唯一「岩本寺」 |
清流四万十川が流れ、標高が300m程の高南台地が広がる四万十町に、五尊の本尊を祀る岩本寺は建立されている。 歴史は天平の世まで遡る。 寺伝によれば、聖武天皇の勅を奉じた行基菩薩が、七難即滅、七福即生を祈念して、現在地より北西約3kmの付近にある仁井田明神の傍に建立したと伝えられる末寺七ヶ寺をもつ福圓満寺が前身とされる。 仁井田明神の別当職(別当寺)であったことから、仁井田寺とも呼ばれていた。 弘法大師がこの寺を訪ねたのは弘仁年間。 大師は一社に祀られていた仁井田明神のご神体を五つの社に別け、それぞれの社に不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像を本地仏として安置した。 (写真は、岩本寺「本堂」… 2012.9.17) |
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