徳島平野を一望「熊谷寺」
四国霊場のなかで最大級の仁王門を構える。 縁起によると弘仁6年、弘法大師がこの地の閼於ヶ谷で修行をされていた。 その折、紀州の熊野権現があらわれ「末世の衆生を永く済度せよ」と告げられ、5.5センチほどの金の観世音菩薩像を授け、虚空はるかに去っていったという。 大師はその場にお堂を建てて、霊木に自ら一刀三礼して等身大の千手観音像を彫造し、その胎内に金の尊像を納めて本尊にされた、と伝えられている。 元禄2年(1689)の寂本著「四國禮霊場記」には、「境内は清幽で、谷が深く、水は涼しく、南海が一望できる。 千手観音像の髪の中には126粒の仏舎利が納められてある」という意の記述がある。 境内にその鎮守堂があり、熊野権現が祀られている。 (写真は、熊谷寺「本堂」… 2012.10.6)
看板があるので看板に沿って行くとたどり着きます。