霊亀2年(716)行基の創建と伝えられ、本尊が元正天皇の姿を写したものであるところから、古くから勅願所として朝廷の保護を受けたとみられています。 羽賀寺所蔵の古文書には、勅筆や女房奉書などの公卿や門跡の書状が数多く残されています。 御本尊の十一面観音菩薩立像は桧材の一木造で、柔和な顔立ちに、しなやかな体つきで、若狭で最も美しい木造仏といわれています。長く秘仏であったため造った当初の彩色を残しています。 (写真は、羽賀寺「本堂」… 2010.12.23)