| 2021.11.25 / 秋の成相寺 | 2005.1.29 / 冬の成相寺 | |
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西国二十八番札所「成相寺」 |
成相寺(なりあいじ)は日本三景天橋立を眼下に望む景勝地にあり、元々は日本古来の山岳宗教の修験場で、日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集めてまいりました。 慶雲元年(704)に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられ、本尊は身代わり観音、美人観音として名高い聖観世音菩薩です。 境内には悲話を伝える「撞かずの鐘」、奇怪な話の「底なし池」、左甚五郎作の「真向の龍」などがあり、しゃくなげの名所でもあります。 車道もありますが、天橋立を眺めながらケーブルカーと登山バスを乗り継いでお参りされるのも楽しいでしょう。 西国札所最北端に位置し、冬は雪が深くなりますが成相寺から見る雪の天橋立も格別です。(写真は、成相寺「本堂」…202111.25) |
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● | 所在地:京都府宮津市成相寺339、TEL:0772-27-0018、入山料大人:500円、駐車場:無料、紅葉の見頃:11月上旬〜中旬。 |
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成相寺のHPは、https://www.nariaiji.jp/ |
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真向の龍 |
本堂内陣に掲げれれている左甚五郎作の「真向の龍」は,正面を向いた龍でとても珍しいものです。雨乞いの為に龍を彫るように依頼された左甚五郎は,それまで龍を見たことがなかったので,滝壺の龍神に祈り続けた末に現れた龍を見て彫ったという話もあるようです。 | |
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撞かずの鐘 |
撞かずの鐘は、慶長13年(1608年)鋳造する際、赤ん坊が溶けた銅の中に落ちてしまい、出来上がった鐘は鐘をつく度に悲しい音が鳴り響き、赤ん坊の泣き声に聞こえる為、寺ではこの鐘をつくのをやめたというこという悲しい伝説を秘めています。 |