■ |
山陰の名湯「湯村温泉」 |
湯村温泉は、兵庫県北西部、日本海側の山陰地方に位置し、鳥取県に接する地域で、南部は「氷ノ山・後山・那岐山国定公園」に指定され、扇ノ山を中心に山岳が連なり、上山・畑ヶ平の高原地帯、霧ヶ滝・小又川渓谷などはブナやトチの原生林に覆われており、豊かな自然環境に囲まれています。 気候は、日本海型気候に属しており、年間を通して多雨多湿で、冬季は山間部を中心に積雪が多く、豪雪地帯にも指定されています。(写真は、湯村温泉「夢千代像」夢千代広場…2022.6.9〜10) |
|
● | 住所:兵庫県美方郡新温泉町湯98。 湯村温泉観光協会 TEL:0796-92-2000。 |
● |
湯村温泉観光サイトは、http://www.yumura.gr.jp/ |
■ |
湯村温泉 |
嘉祥元年(848年)と言われる、今からおよそ1200年前に慈覚大師によって発見されたと伝えられている古湯であり、元湯は「荒湯」と呼ばれ98度の高温泉が毎分470リットルも湧出しています。 「荒湯」で温泉たまごを茹でる観光客の姿は、湯村温泉独特の風景をつくり出しています。 深いボーリングを必要とせず数mの深度で湧出しており、需要量に比べて湧出量の豊富な温泉のため、旅館だけでなく各家庭にも配湯され、湯村の生活に欠かせないものです。 ※湯村温泉の開発指導を行った慈覚大師は、天台宗第3世の座主。 山陰地方を通りこの地に立ち寄ったとされています。 |
|
■ | 湯村温泉の泉質と効能 |
飲用利用では、慢性消化器病・慢性便秘・痛風・肥満症に効果があるといわれています。 ph7.29の弱アルカリ泉で肌に優しく、湯上り後はさらっとしていつまでも身体の芯からぽかぽか、肌はつるつるします。 ニオイも味もほとんどありませんが、口に含むと、少しトロっとしています。 これはお湯に重曹が含まれているためです。 荒湯で山菜などを茹でるとあくが抜けて美味しくなるのも、荒湯のお湯を使って作る湯豆腐「荒湯豆腐」(木綿豆腐)が、絹ごし豆腐のようになめらかになるのも湯村のお湯ならではです。 これが、お肌に特別な効果をあたえるのです。 |
|
■ | 夢千代広場 |
荒湯から春来川にかかる森下橋を渡ると湯村温泉がNHKドラマ「夢千代日記」の舞台になったことを記念して立てられた夢千代像があります。 この夢千代のブロンズ像は、夢千代を演じた吉永小百合さんをモデルにして昭和60年4月に建立されました。 また、主人公の夢千代が胎内被爆者だったことから、広島市旧庁舎を解体する折(昭和60年11月)に、被爆当時の敷石をご寄贈いただき、夢千代像の台座に利用しています。 また、広場には特別町民の早坂暁さん(作家)、吉永小百合(女優)さん、深町幸男さん(演出家)、三田佳子(女優)さんの手形が設置されています。 |
|
● | 夢千代館のHPは、http://www.refresh.co.jp/yumechiyo/ |