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南信州・遠山郷「下栗の里」 |
下栗の里は、南アルプスを望む飯田市上村の東面傾斜面にある標高800m〜1,000mの地区です。 最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は、遠山郷を代表する景観を作りあげています。 平成21年(2009年)には「にほんの里100選」にも選ばれました。 南アルプスから伸びる尾根に拓かれた高原の地、景観の美しさ、自然と暮らしの調和、こうした姿がオーストリア・チロル地方に似ていることから、東京学芸大学名誉教授で地理学者の市川健夫氏は下栗を「日本のチロル」と命名しました。 (写真は、下栗の里「天空の里ビューポイント」からの眺め…2023.11.3)。 快晴、日中気温26℃。 |
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● | 住所:長野県飯田市上村下栗。 遠山郷観光協会 TEL:0260-34-1071 |
● | アクセス:飯田市街地から下栗の里までは、車でおよそ1時間。 国道152号(上村小学校近く)から山道に入って約8km、20分ほどで到着するルートです。 |
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下栗の里HPは、http://www.shimoguri.com/ |
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日本のチロル |
市川健夫氏により「日本のチロル」と命名された下栗は、南アルプスを望む景観がすばらしく、昭和43年に訪れた百名山登山家深田久弥氏は、自らの著書で「下栗ほど美しく平和な山村を私はほかに知らない」と絶賛しています。 近年では、にほんの里100選に選ばれたり、スタジオジブリがアニメ制作にあたり下栗を取材するなど、様々なメディアを通じて下栗の里の名が全国的に知られるようになってきています。 平成21年秋には、下栗の景観を多くの皆さんにご覧いただけるよう、里を俯瞰できる「天空の里ビューポイント」が地元住民の手造りで開設・整備されました。 |