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法輪寺(通称 嵯峨の虚空蔵さん) |
嵐山の中腹に位置する法輪寺は長い歴史があり、およそ1300年前の和銅6年(713年)に元明天皇の勅願により行基菩薩が創建したのがはじまりです。 清少納言の『枕草子』では、京都の代表的な寺院として挙げられ、本尊のご利益は『今昔物語』にも描かれています。 幕末の禁門の変によりお堂の大半が焼失してしまいました。 その後、お堂や山門、多宝塔が再建され現在に至っています。 嵐山の大堰川に架かる渡月橋は、法輪寺の道昌が川を修築した折に掛けたのが始まりとされ、江戸時代までは法輪寺橋と呼ばれていました。その渡月橋から嵐山を望むと、山の中腹に法輪寺の多宝塔が見えます。 (写真は、虚空蔵法輪寺「本堂」…2024.3.29) 晴れ、気温18℃。 |
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● | アクセス:阪急電車「嵐山」駅下車、徒歩約5分。 |
● | 住所:京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町。 TEL:075-862-0013。 |
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虚空蔵法輪寺のHPは、https://www.kokuzohourinji.com/ |
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十三まいり |
法輪寺のご本尊虚空蔵菩薩は、智恵・福徳の仏様として京都の人々に親しまれています。 ※この法輪寺での十三まいりには大事な決まり事があって、お詣りが終わってからお寺の長い参道を下って、渡月橋を渡り終わるまで、けしてうしろを振り返ってはいけないのです。 途中で振り返ると、授かった知恵が全部戻ってしまう、という言い伝えがあるのです。 |