比叡山延暦寺「東塔地域」
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                2024.8.19 / 比叡山延暦寺2005.11.13 / 比叡山延暦寺

                   比叡山延暦寺東塔地域西塔地域横川地域

 

総本堂「根本中堂」

 

世界文化遺、比叡山延暦寺「東塔地域」

 

東塔地域は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。 伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所であり、総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂、先祖回向のお堂である阿弥陀堂など重要な堂宇が集まっています。 東塔地域には、延暦寺バスセンターがあり、比叡山山頂、西塔、横川地域へのシャトルバスや京都市内行きの路線バスに乗車することができ、また坂本ケーブルを利用して門前町坂本へ降りることもできます。 境内には、宿坊延暦寺会館があり、食事や宿泊、修行体験をすることもできます。(写真は、総本堂「根本中堂」…2024.8.19) 曇り、気温26℃。

※35℃以上の猛暑日が続く今年、今日19日は曇り空と比叡山の標高差(848m)で、気温が26℃、比較的快適に比叡山めぐりが出来ました。

※根本中堂と廻廊が、平成28年度から約10年をかけ大改修予定です。「参拝は可能」

アクセス:大阪・名古屋方面から名神京都東インターチェンジより比叡山ドライブウェイ田の谷ゲートからお入下さい。

年中無休・営業時間は、開堂〜閉堂1月〜2月、9時30分〜16時00分。 3月〜11月、9時00分〜16時00分。

12月は、9時30分〜16時00分。 入山料、比叡山延暦寺の共通券:大人1,000円・中高生600円・小学生300円。

国宝殿(宝物館)の拝観料は、大人500円・中高生300円・小学生100円。「駐車場:無料」。

住所:滋賀県大津市坂本本町4220。 TEL:077-578-0001

比叡山延暦寺のHPは、https://www.hieizan.or.jp/




 
「登叡成佛」と刻まれた大きな石碑(これは、開山した最澄の直筆が四国の石に刻まれたもので、「比叡山に一歩踏み入れただけで成仏に一歩近づきますよ」という意味だそうです。) 大講堂
文殊楼 戒壇院
阿弥陀堂 法華総持院東塔

根本中堂

 

延暦寺では三塔即ち東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、これを「中堂」と呼んでいますが、東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。「本尊は薬師如来です」。 延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院(いちじょうしかんいん)が元であり、その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなりました。 現在の姿は徳川家光公の命で寛永19年(1642)に竣工したものです。 ご本尊の前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。 建物は国宝に指定され、廻廊は国重要文化財に指定されています。

※平成28年度から約10年をかけ大改修予定です。 参拝は可能です。

大講堂

  大講堂は比叡山延暦寺東塔に位置する建物で、単に「講堂」とよばれることもありますが、横川の四季講堂などと区別するため「大講堂」と称されています。 戒壇院よりも高い場所に位置しており、多くの法会の舞台ですが、幾度も焼失してきました。 現在の建物は昭和38年(1963)に讃仏堂を移築したもので、寛永11年(1634)の建立です。 この建物は重要文化財に指定され、最初から数えて10代目の建築物となっています。 本尊は大日如来で、本尊の両脇には日蓮・道元・栄西・円珍・法然・親鸞・良忍・真盛・一遍といった、比叡山から大成して新たに宗派を打ち立てた祖師の像が安置されています。「本尊は大日如来像」。

文殊楼

  滋賀県大津市、世界文化遺産比叡山延暦寺の東塔にある文殊楼と呼ばれる門です。 慈覚大師円仁が864年に創建したものですが、その後何度も焼失し、現在の堂は1668年に再建されたもので、大津市の指定文化財となっています。 比叡山の総門の役目を果たす重要な楼門です。 文殊楼というだけあって、受験生からの信仰も厚く、合格祈願の絵馬がたくさん掲げられています。 文殊菩薩が鎮座されている二階へ上ることもでき、文殊楼を訪ねる折には、そのご尊顔を拝することで、文殊楼手前の急坂を上った価値があると思えます。

戒壇院

  戒壇院とは、最澄構想による大乗戒壇授戒のために建立された建造物で、大講堂よりものぼったところに位置しています。 戒壇院設立は比叡山史において最も困難な事業でした。 というのも、その設立においては、これまでの仏教界を差配していた南都仏教の反対に立ち向かわねばならなかったからです。 これらの一連の事件を「大乗戒壇設立」とか「大乗戒壇独立」といいますが、大乗戒壇設立に尽力したのが最澄の弟子の光定(779〜858)です。 光定は大乗戒壇設立の顛末を回想録『伝述一心戒文』に書きのこしています。

阿弥陀堂

  この堂は昭和12年(1937)に行われた、比叡山開創千百五十年を記念して建立されたもので、滅罪回向の道場として全国信徒各家の御霊を祀り、日々不退に念仏回向する道場です。 建築様式は大きさ方五間(柱間が五つの正方形)で、鎌倉初期の手法を凝らした純和様式がとられ、内部の彩色は藤原時代に模してあでやかで、殊に内陣天井廻りは美しい極彩色を施し、ご本尊は彫刻界の権威者、内藤光石氏によって彫られた、丈六の阿弥陀仏坐像が祀られています。

法華総持院東塔

  伝教大師は、日本全国6カ所の聖地に宝塔を建立。法華総持院東塔はそれらを総括する宝塔で、根本中堂と共に重要な信仰道場です。 信長の焼討ちから400年ぶりに再建され、塔の朱と自然の緑が溶け合って優美なコントラストを見せています。内部の壁画も印象的です。



 

 
比叡山ドライブウェイ出入口。 入山料大人1.000円 国宝殿(宝物館)大人:500円。
「根本中堂」石碑 根本中堂「御集印」 根本中堂廻廊の大改修中。
大講堂「鐘楼」 根本中堂本堂の大屋根大改修中。
大講堂「御集印」 大黒堂「御集印」 阿弥陀堂「御集印」
本尊は大日如来像。 大黒堂 阿弥陀如来像

 


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