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キトラ古墳 |
キトラ古墳は、高松塚古墳に続き日本で2番目に発見された大陸風の壁画古墳です。 檜前の集落を越えて阿部山に向かう山の中腹にあります。 二段築成の円墳で、上段が直径9.4m、テラス状の下段が直径13.8m、高さは上段・下段あわせて4mを少し超えると推測されています。 名前の由来は、中を覗くと亀と虎の壁画が見えたため「亀虎古墳」と呼ばれたという説、古墳の南側の地名「小字北浦」がなまって「キトラ」になったという説、またキトラ古墳が明日香村阿部山集落の北西方向にあるため四神のうち北をつかさどる亀(玄武)と西をつかさどる虎(白虎) から「亀虎」と呼ばれていたという説など、いろいろな説があります。 (写真は、キトラ古墳…2024.3.18) 晴れ、最高気温13℃。 |
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● | 住所:奈良県高市郡明日香村阿部山67。 キトラ古墳壁画体験館 四神の館 TEL:0744-54-5105 休館日:12月29日〜1月3日 開館時間:9:30〜17:00 (12月〜2月は9:30〜16:30)。 入場料・駐車場無料。 |
● | アクセス :近鉄壺阪山駅から徒歩12分、近鉄飛鳥駅から徒歩22分、又はバス停「キトラ」。 |
● | 国営飛鳥歴史公園内「キトラ古墳」のHPは、https://www.asuka-park.jp/area/kitora/tumulus/ |
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キトラ古墳内の壁画 |
キトラ古墳壁画は、石室内部に塗った漆喰の上に繊細な筆づかいで描かれたものです。 本格的な天文図や、四神像の全て、動物の頭と人間の体をもった十二支像などが確認されている、学術上、価値の高い文化財です。 天文図:天井に描かれた天文図は、現存する世界最古の科学的な天文図です。 天の赤道や太陽の通り道である黄道が描かれ、大きな呪術的力を持つとされた北斗七星をはじめとする中国式の星座が配置されています。 太陽と月も描かれています。 四神像:青龍、白虎、朱雀、玄武。 |