|2024.3.18 / 石舞台古墳|2011.2.24 / 石舞台古墳| |
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石舞台古墳 |
国営飛鳥歴史公園内石舞台周辺地区の中央に位置するわが国最大級の方墳です。 墳丘の盛土が全く残っておらず、巨大な両袖式の横穴式石室が露呈しているという独特の形状です。 天井石の上面が広く平らで、まるで舞台のように見えるその形状から古くから「石舞台」と呼ばれています。 30数個の岩の総重量は約2300トン、特に天井石は約77トンとかなりの重量で、造られた当時の優れた土木・運搬技術の高さがうかがわれます。 被葬者は明らかではありませんが、7世紀初頭の権力者で、大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父でもある蘇我馬子の墓ではないかといわれています。 1933(昭和8)年〜35(昭和10)年の発掘調査で方形の墳丘、堀、外堀が存在すること、6世紀代の小古墳を壊して築造されていたことなどが確認されており、その上で築造は7世紀初め頃と推定されています。 (写真は、国営飛鳥歴史公園内「石舞台古墳」…2024.3.18) 晴れ、最高気温13℃。 |
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● | 住所:奈良県高市郡明日香村島庄133。 飛鳥観光協会TEL:0744-54-3240。 年中無休 営業時間9:00〜17:00。 入場料大人:300円。 駐車場無料。 |
● | アクセス :バス停「石舞台」下車して徒歩3分。 |
● | 国営飛鳥歴史公園内「石舞台古墳」のHPは、https://www.asuka-park.jp/area/ishibutai/tumulus/ |
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石舞台古墳 |
石舞台古墳は古くから、墳丘上部の封土を失い、石室の天井石を露出させていたようで、各種の文献にそうした意味の記述を見ることができます。 1772(明和9)年、本居宣長の「管笠日記」にもその記述があります。それに拠ると、石舞台古墳は、石舞台古墳の南に位置する都塚古墳と対として意識され、それぞれ推古・用明という各天皇の伝承を持っていたようです。 1848(嘉永元)年の暁鐘成の「西国三十三所名所図会」の中ではイラストとともに、高さおよそ2間(約3.6m)、周囲およそ10間(約18m)で、天武天皇を仮に葬り奉った場所と伝えられている、という意味のことが記されています。 |