|2024.3.26 / 安芸の宮島「厳島神社」|2006.12.3 / 安芸の宮島「厳島神社」| |
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安芸の宮島「厳島神社」 |
宮島は昔から、「神の島」として崇められてきました。 瀬戸内海に浮かぶ歴史と浪漫の島には、嚴島神社の雅やかな社殿や朱塗りの大鳥居が紺青の海と島の自然に見事に調和し平安朝の優雅さを醸し出しています。 宮島が「神の島」として崇められるようになってからの歴史も古く、史実に残る多くの人が崇敬してきました。 特に、平家清盛・平家一門の宮島崇拝は有名で、清盛の保元の乱、平治の乱の勝利や官位昇進につれその信仰は年ごとに厚くなる一方で仁安3年(1168)には、神社の造営まで行っています。 のちに、後白河法皇や高倉上皇などの参詣もあり、大いに隆盛をきわめました。現在でも多くの参拝者が訪れています。 隆盛をきわめた平安朝の造形美が、当時の姿を浮かびあがらせ、時代は変われど人の心の不変さを黙って語っているようです。 (写真は、厳島神社「朱塗りの大鳥居」…2024.3.26) 曇りのち晴れ、気温18℃。 |
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● | アクセス:廿日市ICより約10分、フェリーに乗り換え約10分。 宮島口駐車場:1000円。 拝観料大人300円・宝物館300円(共通券500円)。 年中無休 |
● | 住所:広島県廿日市市宮島町1-1。 TEL:0829-44-2020。 |
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安芸の宮島のHPは、https://nihonsankei.jp/miya_kanko.html |
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嚴島神社 |
日本三景のひとつ「安芸の宮島」にあり、その象徴的存在ともいえるのが厳島神社です。 世界的にも珍しい「海上の社殿」の風景がシンボルになっています。 空と海の青、山々の緑を背景に、鮮やかに映える朱塗りの社殿が堂々と鎮座しており、それらが見事に調和した美しさは一見の価値があります。 宮島のシンボルともいえる嚴島神社は、仁安3年(1168)平清盛の厚い信仰のもと現在の規模に造営されました。 海をも含む敷地内には本社を中心に大小の各神社、舞台、楽房などが設置され、そのそれぞれは延長108間に及ぶ廻廊で結ばれ、独創的な配置構成を見せています。 また、朱塗り・桧皮葺の屋根、 スッキリとした軒廻りなど、随所に平安朝の建築美(寝殿造り)が生かされ、そのすばらしさは目をみはるほどです。 |
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厳島神社のHPは、https://www.itsukushimajinja.jp/ |
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嚴島神社の大鳥居 |
嚴島神社の大鳥居は、嚴島神社社殿から約160mの海上に建てられ、高さ16.6m、棟の長さ24.2m、主柱(しゅばしら)まわり9.9m、総重量は約60tとされ、木造の鳥居としては、日本最大とされ、国の重要文化財に指定されています。 本柱に計4本の控え柱を持つ「両部大鳥居」の形式である。現在の大鳥居は明治8年(1875)建立。本柱は1本のクスノキを使用しています。 重要文化財に指定されている木造の鳥居としては,高さ・大きさ共に日本一である。 創建についてはつまびらかでないが,最古の記録がある平清盛の仁安3年(1168)の造営のものを初代とすると,現在のものは8代目となる。 厳島神社を描いた「一遍聖人聖絵」には社殿前に明神(みょうじん)鳥居が描かれている。 現在の形式になったのは天文16年(1547)大内義隆等が中心になって行った再建時と言われています。 |