赤亀が背負った銅鐘「延光寺」
土佐路の西南端、「修行の道場」最後の霊場である。 現在の山号、寺名の由来にかかわる竜宮城の縁起からひも解こう。 時代は平安中期、延喜11年(911)のころ、竜宮に棲んでいた赤亀が背中に銅の梵鐘を背負ってきたという。 僧たちは早速これを寺に奉納して、これまでの山号、寺名を「赤亀山延光寺」に改めた。 この梵鐘には、「延喜十一年正月…」の銘が刻まれ、総高33.6cm、口径23cmの小柄な鐘で、明治のはじめ高知県議会の開会と閉会の合図に打ち鳴らされていたともいわれ、国の重要文化財に指定されている。(写真は、延光寺「本堂」… 2013.4.19)
バス停寺山口のところを左折。そのまま約1km直進し、正面にあります。