岩根山の中腹にある天台宗のお寺。 奈良時代和銅年間(708-714年)に、国家鎮護の道場として建立され、和銅寺と称していました。平安時代の初め最澄が入山、延暦寺の別院諸堂を建立し天台宗に改めました。 また、桓武天皇が病気になり、最澄が法力によって霊水を献上したところたちどころに回復したことから現在の寺名に改められました。 宮殿風の趣をもつ荘厳でどっしりした構えの本堂は、天台仏殿代表で織田信長の兵火の時も唯一消失を免れ、国宝に指定されています。
(写真は、善水寺「本堂」国宝… 2010.11.20)