■ |
三徳山・三佛寺の国宝「投入堂」
|
三徳山三佛寺は天台宗修験道の古刹です。 山麓には三院(皆成院、正善院、輪光院)と本堂が位置し、本堂の裏の宿入橋を渡ると、背後にそびえる岩山の急勾配を利用して、多数のお堂が建てられています。 文殊堂、地蔵堂、納経堂とづつき、一番奥にあるのが投入堂です。 断崖絶壁に建つ、その奇跡のような姿はとても人間技には見えず、役行者伝説が今もなお語られ続けることも、ごく自然のように思われます。 (写真は、三徳山・三佛寺 国宝 「投入堂」… 2011.4.30) |
|
● | 三徳山「三佛寺」のHPは、http://www.mitokusan.jp/ |
■ |
三徳山はじまり
|
その開山は慶雲3年(706)にさかのぼります。 役(えん)の行者が3枚のハスの花びらを散らし 「佛教に縁のあるところに落ちるように」 と祈ったところ、その1枚が伯耆(ほうき)の三徳山に落ち、この地を修験道の行道として開いたのがはじまりとされています。 その後、嘉祥2年(849)慈覚大師仁よって、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来の三尊が安置されたので、天台宗三徳山三佛寺と称し、 堂舎38、寺3千軒、寺領1万町歩、3千石を領していました。 |
■ |
三徳山「投入堂」の拝観について…
|
三徳山は平安時代、山岳信仰の霊場として信仰されてきました。 まずは拝観に付いてご説明をいたします。 三徳山「投入堂」への参拝ですが、雪が多い時や雨降りの時などは、足下が滑りやすくなり拝観ができないこともあります。 入山料600円を支払い、参拝受付時に輪袈裟(わげさ)を借り必ず輪袈裟をして参拝します。 滑りやすい靴の方はここで草鞋(わらじ)を買います。 軍手と飲料水をリュックサックに入れて、両手は使えるように空けておきます。 注意事項、投入堂参拝受付時間は、8時から15時まで、雨や雪などにより、登山が危険と判断した場合は入山禁止。 両手が使えて運動のしやすい服装で必ず二人以上、 幼児は登山ができません。 詳細は、三徳山入峰修行(投入堂参拝登山)について |