紫式部ゆかりの花の寺 石山寺
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              紫式部ゆかりの花の寺2024.8.23 / 石山寺2012.3.20 / 石山寺

 

国宝「本堂」「多宝塔」へ至る参道や天然記念物「硅灰石」のある広場

 

紫式部ゆかりの花の寺「石山寺」

 

石山寺は、西国三十三所観音霊場の第十三番札所で、真言宗の大本山です。 奈良時代に創建され、安産・福徳・厄除・縁結びのご利益があり、現在も多くの方の信仰を集めています。 四季折々の花と自然の美しさは「花の寺」と呼ばれるほど。「石山の秋月」と浮世絵にも描かれたように月の名所としても有名です。 天然記念物である巨大な硅灰石(けいかいせき)の上に建てられ、境内には国宝や重要文化財が多く点在しています。 かの紫式部を始め、古来より多くの女性文学者が訪れたことから「文学の寺」とも呼ばれています。

(写真は、国宝「本堂」「多宝塔」へ至る参道や天然記念物「硅灰石」のある広場…2024.8.23) 晴れ、最高気温40℃猛暑日。

アクセス: 京阪電鉄石山坂本線石山寺駅から徒歩で約10分。 JR琵琶湖線石山駅下車、バスで約10分石山寺山門前すぐ。

名神高速道路瀬田東IC/瀬田西ICから車で約10分。

拝観時間:8:00〜16:30 拝観受付〜16:00。 納経時間9:00〜16:30

拝観料:大人600円、小学生:250円。 「駐車場140台:有料600円」。

住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1。 TEL:077-537-0013

大本山「石山寺」のHPは、https://www.ishiyamadera.or.jp/




 
東大門は石山寺の正門で、瀬田川沿いに面する重要文化財です。 西国三十三所観音霊場の第十三番札所
蓮如堂 御影堂

東大門

  東大門は、三間一戸の八脚門、入母屋造、本瓦葺の建物で、正面の左右に仁王像を安置しています。 現在の門は、建久元年(1190)の建築と言われていますが、慶長年間(1596〜1615)に新築に等しい大規模な修理改造が加えられました。 天井下の板蟇股や妻飾の懸魚などに慶長期の特徴がよく現れています。 また、軒の組物に、隅を除いて尾垂木がないという特徴を見せています。 明治40年(1907)8月に国の重要文化財に指定されました。

蓮如堂

  蓮如堂は、寺蔵文書から淀殿による慶長期の境内復興の際に、三十八所権現社本殿(県指定)の拝殿として建築された建物です。 明治以降、蓮如上人六歳の御影や遺品を祀る堂として使用されていることから蓮如堂と呼ばれています。 建物は、寺蔵文書や東妻破風板の墨書などから慶長七年の建築で、その後、文化八年(1811)に桟瓦葺に改造されています。 この建物は、文書から神事のほか、仏事にも使用されていた非常にまれな建物です。 懸造で妻入りとし、入口に対向する妻面を閉鎖的に扱い、さらに鎮守側の北側一間通りを広縁とする礼拝空間を構成するなど、独特の平面構成を持つ建築として、寺院における鎮守拝殿の一類型として、建築史上からも極めて貴重な建築です。

御影堂

  本堂の東、鐘楼の下にあるこの御影堂は、室町時代の建立で、正面三間、側面三間、宝形造、檜皮葺で、背面に一間の張出しを設けます。 堂内は中央間後方一間を板壁で囲って内陣とし、内部の須弥壇には、弘法大師・良弁・淳祐の遺影(御影)を安置しています。 建立当初は、中央一間に須弥壇を置く形式でしたが、慶長期に堂全体の修理が行われ、江戸中期に虹梁を加え後方を内陣とする改造がなされました。柱は全て円柱とし、外観は正面及び両側面の中央を板塀とし、半蔀(はじとみ)を吊って、障子をたてます。 室町時代の軸部を残し、慶長期の洗練された外観をもつ建築として、平成20年(2008)12月、国の重要文化財に指定されました。



 

 
国宝「本堂」 紫式部の「源氏物語」はじまりの地
近江八景で名高い「月見亭」 瀬田川を見下ろす絶好の眺望が見られます。

国宝「本堂」

  創建は奈良時代時にまで遡る「石山寺」。 本堂は承暦2年(1078)に焼失し、その後永長元年(1096)に再建されたのが現在の本堂です。 国宝に指定されており、本堂内陣の宮殿(くうでん)に安置されている本尊は、勅封秘仏の如意輪観音世音菩薩です。 安産・福徳・縁結び・厄除けの霊験あらたかな観音様として、信仰を集めています。

国宝「多宝塔」現存する最古の多宝塔

  源頼朝の寄進で建久5 (1194) 年に建立された日本最古の多宝塔。下重が大きく、上重は搭身が細く華奢で軒の出が深い優美な姿で、日本三大多宝塔の一つです。本尊は大日如来です。

紫式部の「源氏物語」はじまりの地

 

石山寺は、「源氏物語」のはじまりの地として有名です。 紫式部はお仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していました。 その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、「源氏物語」の始まりだったと言われています。 他にも、多くの歌人や俳人たちが文学を紡いだ石山寺。 創作意欲が刺激されること間違いなしの観光スポットです。

近江八景で名高い「月見亭」

  保元年間、後白河上皇の行幸の際に建立されたと言われる月見亭。 崖にせり出すように造られており、瀬田川を見下ろす絶好の眺望が見られます。 「近江八景 石山の秋月」の図で描かれており、毎年の中秋の名月の日に行われる「秋月祭」では、多くの参拝客の方々で賑わいます。



 

 
駐車場140台:有料600円。 石山寺の門前のスイーツと飲食ができる4店舗の総合施設です。 東大門から続く参道にはミストシャワーが設置。
志納所、入山料大人:600円。 手水舎 志納所から硅灰石前へ上がる石段です。 67段あります。
毘沙門堂 本堂内陣 紫式部が「源氏物語」を起筆したと伝わる源氏の間です。
多宝塔は、源頼朝の寄進により建立。 石山寺の御集印 鐘楼
三十八所権現社本殿 経蔵 紫式部供養塔と芭蕉の句碑
紫式部像 名神高速道路「大津SA」 名神高速道路「大津SA」より琵琶湖を望む。


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