座禅草
(ざぜんそう)
[ 2009.01.14 ]
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座禅草は、比較的寒冷な地域の湿地や、清澄な伏流水が湧き出るようなところで育つ自然からの贈り物です。 滋賀県高島市今津町弘川地区には座禅草の自生地があり、3千株以上の大群落になっています。 早春の2月中旬から3月中旬にかけて愛らしい花が咲きます。 座禅草はサトイモ科の植物で、2cm〜4cm程度の大きさの卵形をした黄色い花軸に小さな花を無数につけ、それを10cm〜20cm程度の大きさの赤紫色の花びら状になった苞(ほう)が包み込んだ姿をしています。 この姿は、あたかも僧侶が小さなお堂の中で座禅をしている姿に似ていることから、「ザゼンソウ」という和名がつけられたということです。
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