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薩摩人ゆかりの地めぐり
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平成20年度のNHK大河ドラマで一躍脚光を浴びた篤姫は天保6年(1835年)、島津家の分家のひとつ・今和泉島津家に生まれました。 嘉永6年(1853年)に、島津家当主・斉彬の養女から、江戸幕府の第13代将軍・徳川家定の正室となりました。 嫁いでから約1年半後、病弱だった家定が亡くなり、篤姫はわずか23歳で落飾して、「天璋院」と号しました。 将軍の跡継ぎをめぐる幕府内の権力争い、また、故郷・薩摩藩を中心とした倒幕運動の激化など、明治維新の動乱の中、大奥を預かる総帥として、新しい日本の幕開け、徳川家存続のために力を尽くしました。 慶応4年(1868年)、江戸城に迫る西郷隆盛ら薩摩藩を中心とした新政府軍に働きかけ、江戸城無血開城の実現にも大きな役割を果たしました。 |