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札幌市時計台
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札幌市時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として明治11年(1878年)10月に建築されました。 この建物はW・S・クラークの後を継いで教頭となったW・ホイラーによって構想されたもので、当時アメリカ中・西部で流行したバルーンフレームと呼ばれる木造建築様式をモデルとしたものです。 時計塔の4面に文字盤を持つ大時計はボストン市ハワード社製で、動力におもりを利用した機械式塔時計。 澄んだ音色を特徴とする鐘は東京の工部省赤羽工作分局で制作されたといわれております。 時計塔正面下部の「演武場」と書かれた木額は、明治維新の元勲岩倉具視の筆で、文武両道を目的とした建物として当時最もふさわしい名であったといわれています。 (写真は、冬の札幌の見所 2009.2.8) |
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北海道庁旧本庁舎
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1888年(明治21年)に建てられたネオバロック洋式の歴史的建築物で、国の重要文化財に指定されている。 赤レンガ造りの外観も美しいが、重厚な装飾が施された内装も必見だ。 館内には北海道立文書館[もんじょかん]があり、1870年代の札幌の町並みを再現したジオラマや資料などを展示。 開拓当時から残されてきたポプラの大木が茂る前庭は、春には花壇が配されるなどオフィス街のオアシスとして市民に親しまれている。 |