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■ | 西国三十三所巡礼に、挑戦! | |||
きっかけは「旅と散策」をはじめて、西国三十三所の観音霊場に出会い巡礼に旅立つ! まず巡礼と聞いて、白装束に金剛杖、すげ笠の姿を思い浮かびますが、西国巡礼ではあまり見かけなかった。私は軽快な服装とジョギングシューズ(履き慣れた靴が最適です。) リックサックには、お茶(ペットボトル)とデジタルカメラ(ホームページ製作用に)、納経帖、念珠、ロードマップ… 2004年秋から始めた巡礼は、第十五番札所「今熊野観音寺」から、スタート! 大病を患い4年が経過、仕事も忙しくて… ゆっくりと自分の人生を見直す機会がなかった… 少し時間と気持ちにも余裕が出来たので… 「満願成就に向けて、」オレ流に挑戦することにした。 |
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■ | 西国三十三所巡礼とは… | |||
西国三十三所巡礼は、第八番札所「長谷寺」の徳道上人が養老2年(718)年に始められたと伝えられています。徳道上人が病のため仮死状態に至った時、夢の中で閻魔大王に会い悩める人々を救うために、三十三ケ所の観音霊場ををひろめるよう委嘱され、三十三の宝印を与えられました。仮死状態からさめた徳道上人は、近畿地方の寺々の中に三十三ヶ所の観音霊場を設けるが、人々は信用せず、徳道上人はやむなくその宝印を摂津の中山寺の「石の唐戸」に納めたとの伝説が残っています。 |
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※ | 長谷寺は西国三十三所の根本霊場と呼ばれ、徳道上人が晩年を過ごした「法起院」が番外札所とされています。 | |||
永延2年(988)年、270年後、花山法皇が仏眼・性空両上人のすすめによりこの宝印を掘り出し、那智山を始めに紀伊、和泉、河内、丹波、丹後、山城、摂津、播磨、近江を巡って同年秋に美濃の谷汲山「華厳寺」で終えられた。(現在の、近畿・東海の2府5県)その後、巡礼は盛んになり、花山法皇ゆかりのお寺「元慶寺」「花山院」が番外札所とされています。 | ||||
その後、西国巡礼は千二百余年を経て人々の心に染み入り、現在でも、年間約10万人の方が参拝され、長野県の善光寺が結願御礼のお寺となっています。また、西国三十三所巡礼は、我が国で一番古い巡礼路で、関東の「坂東三十三ヶ所」「秩父三十四ヶ所」、弘法大師の足跡を巡る「四国八十八ヶ所」などは、後にその形式を模して始まったものです。 | ||||
一般に西国観音霊場は、一番札所「那智山・青岸渡寺」から三十三番「谷汲山・華厳寺」までと、番外の寺院は、兵庫県の「花山院」、奈良県の「法起院」、京都府の「元慶寺」をお参りして満願になりますが、古来から、和歌山の「高野山・総本山金剛峯寺」、信州長野の「善光寺」、大阪の四天王寺に沢山の人々がお参りする風習は今でも続いております。 | ||||
※ | 西国三十三所の納経軸は、三十三所だけでなく、三ヵ所の番外寺院と、高野山そして善光寺(四天王寺)の朱印がないと終わりになりません。 そのため、三十三所が終わった後も、お礼参りで朱印を… |
■ | 札所とは… | |||
「西国三十三所」の札所をお参りすることを「打つ」と言います。これは、参拝した印に木の札に日付、住所、名前などを本堂の柱、棟木、天井、羽目板などに打ち付けていたことから、札を納める場所 「札所」 と呼ばれるようになりました。 最近では、木の札から紙の札へと変わり、紙製の納札を納札箱に納めます。紙の札は、千社札とも呼ばれています。 |
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■ | 納経帳(のうきょうちょう) | |||
巡礼の旅でご朱印を戴くための朱印帳です。各札所のお寺の納経所でいただけます。私の納経帳は、西国三十三所の第一番札所「青岸渡寺」から、第三十三番札所「華厳寺」までの三十三ヶ寺に、番外の「元慶寺・法起院・花山院」の三ヶ寺、を合わせて三十六ヶ寺分の寺院名とご詠歌が、ページ毎に印刷されています。 ご朱印料は一箇寺300円です。 | ||||
■ | ご朱印 | |||
この、朱印は徳道上人が閻魔大王から授かった三十三所の宝印が起源といわれています。 | ||||
一般には三つの印で構成されていて、右上に札所番付の札所印、中央に札所本尊の梵字を刻んだ本尊印、そして左下には札所名の寺院印が押され、本尊名などが墨書きされます。この御朱印は札所本尊の分身とされています。 | ||||
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ご朱印用の白衣 |
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朱印用の白衣は、納経所でご宝印を押印していただくためです。通常一箇寺200円でご宝印をいただくことが出来ます。 朱印用白衣は、全て朱印が揃うとお参りした人が亡くなった場合に、お棺の中へ添えて入れられる事が多いようです。 |
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■ | 納経軸(のうきょうじく) | |||
納経軸は、各札所の納経所でご宝印をいただいた後、表装して掛け軸や欄間額に仕立て上げます。納経料は通常一箇寺500円です。西国三十三所だけは「かな文字」でのご詠歌も書いていただけます。 |
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納経所 |
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※ | 写経を納めた後に、お数珠を取り出して般若心経(はんにゃしんぎょう)をあげます。 |